9/27〜28、小樽市内で雪虫が飛んでいるという投稿が続いています。北海道の留萌振興局(留萌農業改良普及センター)の資料では、雪虫が飛び始めると2〜4週間で平地でも雪が降り始めると書かれています。初雪の平年日は、小樽には気象庁の公式の値が無く、近くの札幌管区気象台(札幌)で10月28日です。
小樽で雪虫を見たという声(9/27〜28)
X(旧Twitter)で「小樽 雪虫」を含む9/26〜28の投稿を数えると6件あり、そのうち4件が、小樽で雪虫が飛んでいる・とても多いという内容でした(9/28夕方に確認。残りの2件は雪虫と関係の無い話でした)。
- 9/27の午後に、小樽で雪虫がとても多いという投稿
- 9/28の朝に、前日(9/27)の小樽で雪虫のような小さな虫がすごかったという投稿
- 9/28の朝に、オタモイ(龍宮閣の跡地)で多くの雪虫が飛んでいたという投稿
- 9/28の朝に、小樽は雪虫が出ている、10月に入ったら初雪かという投稿
数えたのは投稿の件数で、雪虫の数を測った資料はありません。
雪虫が飛んだら、雪はいつ降るのか
留萌振興局の留萌農業改良普及センターのページには、雪虫が飛び始めると2〜4週間で平地でも雪が降り始める、と書かれています。これは道北の留萌地方の資料の説明で、小樽についての予報ではありません。
今年の小樽の初雪がいつになるかの予報は、この記事の資料にはありません。
初雪の平年日は札幌で10/28
気象庁の平年値(1991〜2020年の30年)では、札幌管区気象台(札幌)の雪の初日は10月28日です。霜の初日は10月25日、結氷の初日は10月28日です。
雪が降り始めてから地面に積もるまでには、もう少し間があります。同じ札幌の平年値では、積雪1cm以上の初日が11月12日、雪が長く積もったままになる「長期積雪」(1cm以上)の初日が12月6日です。札幌の平年で見ると、初雪から積雪までは約2週間、長期積雪までは1か月余りあります。
小樽については、気象庁の同じ平年値のページが無く、公式の初雪の平年日はありません。この記事で並べているのは、札幌の値です。
雪虫の正体はトドノネオオワタムシ

留萌農業改良普及センターのページによると、北海道で雪虫と呼ばれているのは、アブラムシの一種のトドノネオオワタムシです。
- 夏の間はヤチダモ(樹木)に寄生する
- 羽のある虫になって、トドマツの根に移る
- このとき白いロウ物質を付けて飛ぶので、雪のように見える
- 雪虫の仲間は6種類ほどいて、トドノネオオワタムシはその中で最大の種
留萌の資料では「10月中下旬」
同じページでは、トドノネオオワタムシは10月中下旬に一斉に羽のある虫になる、と書かれています。ページの写真は、羽幌町で10月16日・17日に撮られたものです。暖かく穏やかな日に一斉に飛び立つ、という説明も添えられています。
この「10月中下旬」は留萌地方の資料の記述です。小樽で例年いつ飛ぶかを示した公式の資料は、この記事の資料にはありません。
小樽の冬の入口の話題
小樽市内では、冬に向けて休館に入る施設の発表も出ています。
小樽市のほかの話題は、小樽市の記事一覧にまとめています。
情報源
- 北海道 留萌振興局 留萌農業改良普及センター「虫たち(昆虫) トドノネオオワタムシ(雪虫)」
- 気象庁「平年値(霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日)」札幌(2026年9月28日に確認)
- X(旧Twitter)の「小樽 雪虫」を含む投稿(Yahoo!リアルタイム検索、9/26〜28の6件を9/28に確認)
アイキャッチ写真: 羽のあるワタムシの仲間(アメリカで撮影 Melissa McMasters/CC BY 2.0)
